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悪態?2013

無人の店内より。 あ1時間弱で年が開けるようでして・・・  何人かの来店宣言を頼りにいつものようにのんびりと営業中であります。 今、神戸時代にお世話になった珈琲店を思い出している。 自分が住んでいた寮があった場所は震災後、新しく豪華ホテルのような珈琲店に建て替わっているのだが・・ その建て替わる前の珈琲店の焙煎室の上の部屋に18歳からの3年間住んでいた。 エアコンなど無い4畳半程の部屋、 その部屋ときたら冬寒く、夏はとにかく暑かった。 焙煎室の上だからしょうがないのだが、これが正に「サウナ部屋」であった。 この部屋で3年過ごしたことにより、このように夏の暑さには少々強くなったのではないだろうか? 「年収めに何が言いたいのか?」 ここの読者というかゲストの皆様はご存知の通り、今年は店の低圧電力契約を解約した関係でバレルのポンコツ空調機はただの飾りとあいなった。 「この時代にクーラーがない店なんてどうなの?」 とまあ1部お客様の厳しい言葉もありました、 しかしながら、 「クーラーなくても窓開けて扇風機あればOK」 というこれも1部のお客様のありがたい言葉に背中を押され、 見事? 空調機なしで都内の猛暑を克服した2013年の夏でした。 さあ、来年はどうしようかな・・ などと考えつつ・・ 皆様、よいお年を!!!!

ご贈答品にいかがでしょうか?

知人と母親に手づくりの叉焼(チャーシュー)を送ることにした。 その叉焼を 「ご贈答品にいかがですか?」 と何の気なしに、本日来店したお客様に見せたのですが、 何と・・ 即売1本! & 予約が2本入りました!! 世の中捨てたものではありませんね。 1本800~900gの豚肩ロースを自家製タレにて付っきりで煮込んだこの「そん叉焼」は仕込み上がると約550g程です。 お値段は1本3500円です。 お正月のご贈答品やご自宅用にいかがでしょうか? OEC - DETH よ。 店主敬白

お客様各位

こんばんは。 メールが届いている方には重複する情報ですが、 PCからのメールがどうしてもどうしても届かない方やアドレスを変更された方、なんらかの事情で行方不明の方々(または来店かなわない方々)へのお知らせは、ここを利用して告知するしか手段がありませんので一応記しておきます。 年末年始の営業のお知らせです。 年末までの休みは17(火)、22(日)です。 年内は31日まで、年始は3日から営業します。 少し早い気もしますが、 皆様、今年は大変お世話になりました。 良い新年をお迎えください。 来年度も池袋バレルハウスをよろしくお願いします。 追記1 あの世の皆様いかがお過ごしでしょうか? 追記2 とりあえずコメントできるように設定しましたので、コメントしてみてください。 追記3 本日ワラサあります。

雪駄または下駄、時々ビーサン

ヒーターに表示される室内温度は13度前後を示すようになってきた。 一番暑かった頃のあの店内が嘘のような今日この頃である。 一昨年ぐらいからだろうか、バイクに乗るとき意外は雪駄または下駄、時々ビーサンで過ごしている。(時々下駄onバイクもやってるなあ・・) 真冬(現在)の通勤時はさすがにスニーカーなどを履いて出かけるが、出勤すると直ぐに雪駄や下駄、時々ビーサンに履き替えている。 何時からか、スニーカーをしばらく履いていると窮屈でたまらなくすぐ脱ぎたくなってしまい、すっかり古典的履き物が無くてはいられない両足になってしまった。 流石に裸足ではいられないので足袋ソックスを履いている。 冷え込んでくると寒さでかじかんで感覚が麻痺してくるのは、スニーカーを履いていても雪駄でも一緒の事である。 だったら、開放的な古典的履き物で仕事をしたほうが気持ちが良いので現在はそうしている。 しかし、この「雪駄または下駄、時々ビーサン」は「開放的」や「水虫にならない」 などのメリットばかりではない。 以下デメリットをまとめてみたのでこれから古典的履き物ライフを考えている方は参考にして欲しい。 デメリットその1 雨の日はビーサン以外は× (雨の日は長靴にはかなわない) デメリットその2 雪の日はビーサンでもムリ (雪の日も長靴にはかなわない) デメリットその3 火傷が絶えない (お湯や揚げ物には特に注意が必要である) デメリットその4 外傷が絶えない (現在左足の小指の爪が剥がれたままだ) デメリットその5 鼻緒が伸びてくると歩き難い (買ったとこに行くと無料で調節可) デメリットその6 履きこなしによっては凄く貧相に見えがちだ (着物はなかなかねえ・・) デメリットその7 足臭(アシガ)が酷いと民衆の鼻を直撃する恐れがある (靴をお勧めする)  以上、またアホなことを書いてしまった。

ある精肉店のはなし(予告)

映画を未だ見もしないでここに載っけたくなる、 そんな映画もあるもんですなぁ。

柚子を求めて

八百屋さん曰く、 今年は関東近郷で取れる柚子が出回るのが遅いそうで、未だ高知産などの西日本モノが中心となっている。 柚子を求めて、 去年は・・ ポレポレ座で行われていた「共働学舍収穫祭」にて無農薬の柚子を低価格で購入することができたのだが・・ しかし、 何ということだろう、今年は行きそびれてしまった。 仕方なくヤフオクをさらうと、何と山口県萩市産の柚子に出会うことができた。 この柚子は無農薬であることは勿論のこと、 「長門峡の奥、裏長門へ行く途中の山奥で育った柚子」とのこと。 「まるで長州藩士のような柚子じゃのぉ!」 この長州生まれの柚子、今度の日曜日が収穫日らしいのだが今から楽しみで仕方がない。 つい、あまり更新する気のないブログをこうして書くきっかけになってしまった。 「柚子」 今までは、あんまり興味のない食材であった。 周知の通りゆずの果汁は少なくカボスやスダチに劣る。 自分は皮をおろして雑煮や刺身に散らすぐらいだったので、それ以外の献立のときは柚子ちゃんの存在すら忘れてしまい、次に思い出した頃には硬く干からびて哀れな姿に・・  そんな可愛そうな柚子ちゃんたちであった。 だがしかし、去年からは心を入れ替えたのである。(以下参照) sonblog: 柚子で4品 中でも柚子の印象が最も変わったのが、 「柚子味噌」 である。 冬は風呂吹きなどの根菜、夏はモロキューなどに大活躍し、大量に仕込んだ筈の柚子味噌だがいつの間にか完売していた。(嬉しい悲鳴だ) 以上、この「ゆずみそ」、 今年は「長州産ゆず」で仕込めるというのが、こんなにも楽しみだというお話でありました。 御免。

グリラーのその後

ただ今、厨房カスタマイズ中である。 さて先日オークションで購入したリンナイ社製上火式グリラーであるが・・ LPガス用から都市ガス用に変換する為の部品が届いたとリンナイの工事業者さんから連絡があり、早速取り替えていただくことにした。  だがしかし・・ 「これ、着火スイッチが回らないですねぇ・・・」 分解して調べいただいたところ、どうやら部品交換するしか方法がなく、今回変えたエネルギー変換のパーツと込みで約15000円かかるとのこと。 まったく高い買い物になってしまった・・・ しかし、 新品を購入するよりは 部品を発注して取り替えてもらう方が安く上がるのは不幸中の幸い、再びパーツの取替えを依頼した。 オークションにおいて中古出品でよくうたっている「ノークレーム・ノーリターン」の恐ろしいシステムを思い知らされてしまった。 我ながらよく見もしないで入札し、本当に間抜けな買い物をしてしまったものである。(トホホ・・) 今回は香川県の某出品者さんにとてもいい勉強をさせていただきましたわ。 さて翌日のこと、業者さんの迅速な対応により再びパーツ交換を行っていただき、 見事、 リンナイ社製上火式グリラー(バレルハウス訳アリカスタム仕様)に火が点ったのである! ここまで苦労しただけあって、何と目出度い炎の赤さであろうか! よっ!世界一っ! 遠赤外線で焼く、サンマの煙が目に沁みたのか、思わず涙してしまいました。(ウソ)

グリラーとワゴン

ただ今、厨房カスタマイズ中である。 先日オークションで購入したリンナイ社製上火式グリラーは・・ 何と!「LPガス用」にカスタマイズされたシロモノであった。 なので、都市ガス用に部品を取り寄せカスタマイズし直さなければ使用できないのである。 業者さんによると部品の調達は11月初旬になる模様で、遠赤外線でパリっと焼き上げた「秋刀魚」は残念ながらまだ食べられズ。 先日、ホームセンターに現在使用中の組み立て式ワゴンに付け足すパーツを見に行ったら、これがまた・・   終買だった。 おいおいじゃあどうするんだよ・・ と、ふとワゴンコーナーを見ていたら展示品で安くなっているステンレス6段ワゴンを見つけた。 早速店員を呼び、キャスターやら汚れているからと交渉してみると更に1000円安くするというので購入することにした。 で、調味料専用ワゴンの完成である。 うーん・・ 我ながら良い感じだなあ~っ。 つづく

第47回 スプリンターズステークス(GI)

短距離の3着はこうやって勝負・・・ で、 秋のG1初戦、見事的中! スパシーバ!岩田!

庖丁立て

4日間にも及んだ厨房内の防水工事が終わり、まずは一段落である。  大家さんは少々賃料を割り引いてくれるらしいが、なんせ工事期間の4日間は売り上げはゼロだった為、現在非常にきつい。 今月の家賃の支払いは来店された皆々様のご飲食にかかっている ということを改めてここに書いておく(ホント)。  さて、厨房の床がきれいになったのであちこちリフォームしている。 「庖丁立て」をさがしていたのだが、市販にろくなものがないので自作した。 (自作というほどのものでもないのだが・・・) 庖丁立ての要は、「安全、縦に挿せる、錆び難い」この3条件を満たしていればいい。 魚柄仁之助氏のコラムで読んだのだが、 「昔の人は庖丁が錆びないように布袋に糠を入れたバックのようなものに庖丁を挿し入れ保存していた」 とあり、これを参考にし出来上がったものが画像の庖丁立てッス。 これ庭に放置していた花瓶を洗って炒り糠を入れた、ただそれだけッス。 庖丁ケースなんかより片手でスッと出せて便利っすッス。 梅雨前に思いつけば完璧だったなッス。 以上ッス。

2013未発表魚録

魚好きの覚書きのようなものです。 ● 三の字(二ザダイ) 磯臭いとか言われている三の字(二ザダイ)ですが、磯臭いというか、刺身で食ってもあまり美味しくはない。美味しく食うならばしゃぶしゃぶや煮物、フライがいいと思う。次回はこれで「タイ風しゃぶしゃぶ」をやろうと思う。値段は安い。「カワハギに似ているのは皮だけ」という差別を受けがちな、ちょいと哀れなスズキ目二ザダイ科二ザダイ属の魚。 ● アイナメ 御馴染みのアイナメさんです。煮付けもええですが、刺身もまたええです。シコシコとしておりまして 実にええです。皮を炙ってタタキがまたええです。あとアラ煮がまたええんです・・。 て、結局ほとんど独りで食ったよ・・。 なんで、こういう魚買ってくると誰も来ないんだ?反対にみなさん、休市日に来てもこのような魚はニャーよ。アイナメはカサゴ目アイナメ科アイナメ属の魚。 ● 黒メヌケ(アオゾイ) 北海道産。卸すときは背中の尖ったヒレに注意。(刺さってもうたがな・・) 本日47センチ超えの大物をさばいた。「刺身」はアイナメにも似た「シコシコ」と程良い脂がのってこらぁウマイべな。てな訳で只今昆布〆ちゅー。明日以降が楽しみである。頭と内臓、中骨はコンニャクと共にアラ煮をこしらえた。諸君、鍋の季節はもう始まっているんだよ・・・はふっはふ。カサゴ目フサカサゴ科メバル属の魚。 ●

訃報

池袋バレルハウスの店員、愛称「コリー」こと笹木猛秀が9月12日に23歳という若さで自らの命を絶ちました。 本日、告別式に参列し、お別れしてきました。 先週電話で、今後のスケジュールについて話したばかりでした。 現在、 「残念」という二文字しか浮かんできません。 今夜は彼の冥福を祈るとともに、彼の大好きだったBLUESを鳴らし、一緒に飲み明かして送ってやろうと思います。 短い間だったが、ありがとう。 感謝。 バレルハウス園山

やらねーよ

やっと、涼しくなって参りました。 私は、18歳から3年間珈琲店の独身寮で過ごしたのですが、その部屋が焙煎室の上に位置しており、夏のその部屋は何とも言い表しようの無い環境だったのを思い出します。 そんな経験もあったからでしょうか? 今年の「クーラーなし」 私は問題ありませんでした。 さて、 数名の方に尋ねられたのですが、 今年も、池袋バレルハウスは周年パーティーや周年イヴェントの予定はございません。 どっちかというと、そういう人騒がせな行事、祭事は苦手な私です。 以前、 欲に目が眩んだのか、魔がさしたのか、 何度かそういったものを催したこともありましたが、 今後はそういう行事的、祭事的なものは、多分、池バではやらないと思います。 池バは、マイペースな営業をモットーにこれからも自転車をこいで行く所存であります。 こんな池バではありますが、今後ともご贔屓に・・・。 店主敬白

サバキとホウビ

ハチビキ(葉血引)はスズキ目ハチビキ科である。 日本では中部以南の太平洋側で知られている魚だそうだが、俺は多分初めてお目にかかった魚だと思う。 見た目は、キンメをすっきりさせたような、ハマダイ(オナガ)にも似た赤い魚だ。 身は淡い桜色をしており皮目に脂ののったオイシイ魚である。 皮は鯛同様、湯引きにして酢の物、松皮造りがオススメである。 このハチビキは(鯛の皮+鯵の身)といった印象を持った、これはオイシイ魚だ。 「しゃぶしゃぶ」がまたオイシかった。 このハチビキは鹿児島産の約50センチサイズであった。 3枚に卸した後、内臓と頭をアラ煮にしたのだが、これがまあ、ヒジョ~にウマカッタ。 炊き立ての白米に、アラ煮をドバッとかけて食らう「アラ煮メシ」、これがヒジョ~にウマイ。 「アラ煮メシ」 これぞ大きな魚をさばいた者だけが得られるご褒美であろう。 あ、ホウビといえば、 時給35000円のアルバイトをしました。 それは・・・・ へへへ。 江戸も乱れたものよのぉ・・ 巷を賑わす色キチガイの看板、 そこを行くツケメン男に、ホルモン女よ、 おまえらに「アラ煮メシ」のウマさは解らぬだろうなぁ・・・ (本所の銕)

そん味噌2013

そん味噌2013が仕込みあがりました! 今年も100%国産の大豆、米麹、塩を発注し、あたりまえだの無添加+100%手作業で丁寧に仕込みました。 今年はいつもより長く熟成させていて少し赤っぽい味噌になっていますが、なかなか良い出来だと思います。 そん味噌2013は、 ROCK,BLUESなどのアナログ盤を毎日約9時間再生する環境で育て、(時にはJAZZや河内音頭といったミュージシャンによる生演奏を聞かせ・・)また一切エアコンを使用しない過酷な状況下にて発酵熟成させております。 我が子の如く育て上げた、他の味噌とは似て非なるもの、それが「そん味噌2013」です。 そんな「そん味噌2013」を100g200円で本日より販売いたします。(何グラムでも可) 購入希望の方はタッパー持参でバレルハウスまでどうぞ。 ところで・・ 先日、焼酎を送ってくださったHさん、僕はあなたのことをよく覚えていないのですが・・ ですが、ありがたくいただくことにします。 いいですよね? ちなみに・・ ぼくは、「そんちゃん」とみんなに呼ばれています。 でも、「せんちゃん」と呼んでくださっても結構です。 感謝。 店主敬白

からん、からん・・・

扇風機はいいんだけれど、 「うるせーなー」 ときどきおもう おりぁ、 団扇がすきだ だって、 その方が、蝉時雨によく合うじゃないか・・ からん、からん・・・ 氷の入った麦茶を一気に飲み干し、 残った氷を、 「ガリガリ」やる・・・ 「ひょー!コオリウマイ!」 はらがへったらさー、 夏は「冷や汁」さー トビウオ焼いたきのうの残りにさー、 味噌を加えスリ身にしてさー、 水を加えてよく溶かしてさー ぬか漬け刻み、梅干し生姜とゴマはたっぷりさ、 わかめ、めかぶも入れてさー、 ブッカキ氷で、 からん、からん・・・ さー、さ、 「冷や汁」の出来上がりさー カラン・・・ 「皆様、暑中お見舞い申し上げます」 店主敬白

そんれしぴ#137025(紅生姜)

梅を塩で漬け、 そして赤紫蘇で染める・・ 梅干しを仕込んだ後、これまた楽しみなのが「梅酢」である。 この梅酢は万能調味料として再利用している。 主に野菜と和え「酢のもの」に使用しているが、他にも醤油の代用として幅広く使用できる。 魚を煮る際に醤油代わりに使えば、色合いも美しいさっぱりとした「梅風味の煮魚」が出来上がる。 さて、 ちょうど「新生姜」が出回る時期となった。 梅干しを仕込み終わった今、毎年のように新生姜で仕込むのが「紅生姜」だ。 某牛丼屋によって広められた「紅生姜」だが・・ 「あれって本当に生姜なの?」 「自家製紅生姜」を食ってもらったら解るが・・ あれとこれとは、似て非なる食い物である。 【紅生姜の作り方】 1日目 新生姜の皮を剥き、適量の塩で揉み少し置く      水気を洗い流し、日当たりの良いところで1日干す 2日目 干した生姜を梅酢に漬け1日置く 3日目 梅酢から出し、日当たりの良いところで1日干す 4日目 生姜を好みの大きさに切り、新しい梅酢に漬け込み冷蔵庫へ 5日目 出来上がり これがバレル新メニュー、 看板娘の【紅奴(べにやっこ)】です、よろしくね! 紅の 生姜で お酒がすすむくん

そんれしぴ#130722(枝豆のきらず)

「きらず」とはこちらで言う「おから」のことである。 豆腐みたいに切らんでええから「切らず」とか呼ぶそうですねぇ・・ こないだ刺身に卸したイサキのアラで取った出汁が残っていたのでねぇ、 久しぶりに「きらず」を拵えてみましたわ。 「枝豆のきらず」 (材料) きらず(おから) 300g 茹でた枝豆の中身 適量 もやし(1センチ幅に切ったもの) 適量 万能ネギ(1センチ幅に切ったもの) 適量 出汁(何でもよい) 3カップぐらいだったと・・ 酒 50cc みりん 50cc 砂糖 2tsp 塩 1tsp 醤油 1tsp 油 少々 きらずを乾煎りし水気を飛ばしておく 鍋に油をしき、軽くもやしを炒めたら「きらず」を入れ炒める 出汁以下調味料を良く混ぜ合わせたら一気に鍋へ投入し、過熱しながらよく混ぜる 水気がなくなりしっとりしてきたら味を調節し、枝豆と万能ネギを投入し加熱しながら混ぜる 全体が馴染んだら出来上がり 適当にやれば適当にやるほど「きらず」はうまいので、是非皆さんTRYしてみてくださいまし。 今回は枝豆、万能ネギのグリーン系で攻めてみたけれど・・ 個人的には「きくらげ」、「ひじき」、「ゴボウ」といった、ブラック系な素材を入れるのも好物である。 あと、うーん・・・ 「油揚げ」、「なめこ」、「ちくわ」なんてぇのもいいのよねぇ・・・ きつね色?山吹系って英語で何ていうんやろ? 調べましたら bright golden yellow  と、おっしゃるそうです。 ほな、さいなら!

続梅干2013(梅干しと人間はクリソツである)

今年も天候に恵まれ無事完成した【梅干し】である。 この時期、3日間通して少しも雨が降らないなんていうのは、凄~くツイているといっていいだろう。 (このツキを競馬にも生かせないものであろうか?!) 今年は去年と干し方を変えたので、そこんとこのウンチクを"覚書き"がてら少し書かせてもらう。 初日  早朝から日没頃までひっくり返さずに干し、その後は梅酢の中へ浸し密封した 2日目 早朝、再び梅酢から取り出して干し、途中1度ひっくり返した後はそのまま干しっ放しで3日目へ 3日目 正午頃一度ひっくり返し、日没時に取り込んだ 以上が今年の干し方である。 去年と違う点は、 「1回だけ梅酢に戻す」、「2日目以降は干しっ放し」、 この2点である。 どちらも理由があったわけでなく、なんとなくそうした。(はっきり言うと面倒クサかったのだ) 去年と比較し、今年は赤紫蘇が高値で、去年と比較すると約半分の量で仕込んだ。 無選別南高梅だけにやはり個体差があるようで、色付くのと中々色付かないのとある。 しかし・・ 今年の梅干し、赤紫蘇の量をケチった割には上出来ではないだろうか? さて、 今年も干しあがった梅・・ 見事な「梅干し諸君」である。 「売る気?」 正直、可愛さのあまり、あんまり売りたくありません、が・・ もし、里親希望の方がいらっしゃいましたら、直接店主までお声かけください。 では、また来年お会いしましょう。 さいなら、さいなら、さいなら。 梅干し諸君2013 約10Kだーい 【追記・ 梅干しと人間はクリソツである】 今年、最初の「梅漬け」の工程により、重石の重さに耐えきれずに潰れてしまった梅が1割ぐらい出たのだが、それらの「つぶれ梅」は1日干した後、選別した。 何故ならば、これ以上「つぶれ梅」諸君が真夏の日光を浴びて干からびて変体していくのは見たくなかったのだ。 他多数の「エリート梅」や「マッチョ梅」諸君と同居させ、同じ過程を過ごさせるのには無理があると判断し隔離したのである。 「つぶれ梅諸君」は土用干し2日目以降は冷蔵庫へ保管しておいた。 昨夜のこと、 あるお客さんに「つぶれ梅

梅干2013

レスキュー隊か?鳶職か? 正体は梅干レンジャーだ! てな訳で、 転落しないように気をつけながら命がけの、 【梅の土用干し】は2日目を迎えました。 しかし・・・ カラスは梅干には興味がないようですな。 もし、 梅干ついばみながら白米を食うようなカラスがいたら、 撃ち殺したくなりますけどね。 では。 左上はつぶれ梅 命がけのタラップ昇降 初公開の屋上

そんれしぴ#130704【〆鯖】

「さあサバをさばこっ!」 まず新鮮なうちにサバの頭と内蔵を落とし血合いを歯ブラシでゴシゴシと洗い流し、水気を拭き取り表面が白くなるほどに粗塩を振る 塩〆にしたサバをバットなどに並べラップをかけずに冷蔵庫へ入れ2時間~3時間置く(サバの大きさにより時間を加減する) 酢を冷蔵庫で冷やしておく 時間が経過したら冷蔵庫からサバを出し、冷やした酢を振りかけながら塩とサバから出た水分を洗い流し、布巾などでよく水気を拭き取る サバがひたひたになる量の酢を入れラップし、再び冷蔵庫に入れて30分~40分酢〆する(ちなみに漬け込む酢は穀物酢1に対し米酢1をブレンド) 〆あがったら、布巾などで水気をよく拭き取り、血合い骨、腹骨を抜きとり、皮を剥ぎ、刺身にする 好みで、酒で湿らせた昆布に包み、翌日以降に更に旨みの増した「昆布〆」を楽しむのもよいでしょう。 以上、〆鯖でした。 塩〆 酢〆 酢〆後 〆た後の方が骨は抜きやすい 皮を剥く 〆鯖できあがり! 【追記】 酢〆に使用した酢は次回の〆鯖の洗い酢、酢の物に使えるので、濾して冷蔵保存するべし。

ゴマサバ、マサバ

また懲りずに青魚・・・ ゴマサバ、マサバ、どちらも旨いと思う。 ゴマサバはマサバの半値程度で売られているが、鮮度落ちが早いといわれているゴマサバなのでマサバより安いのだと思われる。 千川辺りの鮮魚ストアで見かけるゴマサバは、身が柔らかく卸し難いことがある。 それらは例え上手にさばいたとしても皮がきれいに剥けないので安いがお勧めしない。 俺は「〆サバ」にするなら「マサバ」に一票を投じる。 マサバはゴマサバより身がしっかりしていて卸しやすい。 マサバは寒くなってからが脂が乗って旨いというが、今日買ったマサバも充分旨かった。 脂は乗っていなくったってサバは旨い魚である。 俺はサバのことがよっぽど好きなのか・・ 調べてみると 「 〆鯖 」、 「 サバ神話 」、 サバに関しての投稿が2稿も見つかった。(ちょいと恥ずかしいなぁ・・) 「 サバ神話 」について、 「サバを食べて蕁麻疹が出た」このような症状は、 ヒスタミン食中毒 が原因といわれており、 症状は人によって様々だが、 「顔がお岩さんみたいになり、全身赤いウロコ状態、熱、吐き気、わしゃぁサバは2度と食わん」 という、ヒスタミン食中毒の症状が酷く、鯖との縁が無くなってしまった方々には本当になんと言ってよいやら・・・ 俺はここで無理矢理サバを押し売りする気は更々(さばさば)ない。 されどサバは旨いのであって・・・ だから、またついこうやって書いてしまったのは、悪気も何もないのを理解していただきたい。 閑話休題 「 〆鯖 」については、2012年9月の投稿であるが、 現在の作り方とそれとは若干変化してきているので、次回画像入りで紹介しようと思う。 てな訳で、次回につづく。

そんれしぴ#130701【水なます】

奥さん、 なーんもする気にならん 暑~い日の昼飯は、 【水なます】と【昨夜の残りご飯】 これで決まりやでー これで身体の熱下げてクールダウン これを食べたらあら不思議 あんなに面倒だった 掃除、洗濯、布団干し、トイレの黄ばみ、タイルの黒ずみなどなど あっという間に片付いてしまうという 夏のスタミナ【水なます】 是非、お試しくださいまし。(1部の人間には効かない場合もございます)   【水なます】作り方  鯵などの新鮮な魚を3枚に卸し小骨を抜き皮を剥き、よく切れる包丁で好みの大きさに叩く  生姜、ネギ、セロリなど香味野菜をみじん切りにする  もやし、キャベツなどはサッと茹でて冷水にとり笊にあけて水気をよく切る  増えるワカメや乾燥メカブを戻しておく  すり鉢で胡麻を擦り、そこに氷と味噌を溶いた水(味噌汁の残りでもよい)を入れる  ⑤のすり鉢に①~④までを入れてよく混ぜたら出来上がり 七味唐辛子も忘れずに 以上。

クーラーが無い店

前略、 夏前の「バレルLIVE」も残すところ2本となった。 池袋バレルハウスは昨年業務用空調機を取っ払った関係で、今年は当然空調が効かない。 空調が効かないので窓を開けて営業をしている。 窓を開けた際の「LIVE」は音が漏れ近所迷惑となる為、 週末に行われている「LIVE」は、勝手ながら涼しくなる時期まで「夏休み」することにした。 再開は10月頃からを予定している。 先日ここでも書いたが、 空調機の代わりとして、工業用大型扇風機を購入し、 その扇風機にスピーカースタンドをジョイントさせるという、 自らのナイスな発想により、 快適な風向きを得ることができたのだった。 偶然なるうれしいドッキング 参照 そして、遂に、 池バ・オリジナル団扇まで登場っ!(非売品) 夏! クーラーは無いけれど、 冷たいビールと「風」はあるっ! 18年目の池袋バレルハウスは、 ひとかわむいて、 まえむいて、 めぇむいて、 てやんでぇちくしょうめぇ、 ってかんじかな・・・。 じゃあの。

りゅうきゅうの夏

"あつめし"とは大分県地方の郷土料理で、愛媛県の"ひゅうがめし"とほぼ同様らしい。 以下"あつめし"wikipediaより抜粋 一仕事終えた 漁師 達が漁で獲れた 魚 を新鮮なうちに捌き、 海水 で洗いそれを一口大に切って 醤油 ・ 酒 ・ 砂糖 を掛け、炊きたてで熱々の丼飯に載せ豪快に混ぜ合わせて食べた海の男のまかない料理である。 これを別名"りゅうきゅう"と呼ぶのは、琉球の漁師から伝えられたとのこと。 これが伝えられたのは一体いつ頃かなのか、このような"ヅケ"のルーツは本当に琉球にあるのかどうかは定かではないが・・ 実に「食イマジネーション」をくすぐられるネーミングである。 さて、この"りゅうきゅう"。 基本的な作り方として、「 鮮魚の刺身をみりんと醤油でヅケにし、微塵切りの生姜、擦り ゴマと青ネギで和える」といったものらしい。 日本において刺身をヅケで日持ちさせるのはよく知られている料理方法であるが、 ヅケ+生姜(ショウガオール)+ゴマ(オレイン酸)+ネギ(アリシン) このように"りゅうきゅう"は刺身のヅケにこれらをプラスすることによって、腐りやすい刺身を抗酸化エキスでカヴァーし、腐りにくく変身させてしまったという、仮面ライダーシリーズで言うところの「ストロンガ-」的な? 優れた料理法といえよう。 何せ、これうまい。 最近はこの"りゅうきゅう"で泡盛を飲むのが癖になっている。 「 りゅうきゅう はやはり沖縄だ!だってリューキューだもん!」 と、勝手に決めてしまった俺は、 買ってきた鯵を早速卸し、刺身をヅケにし、ゴマを擦り、生姜ネギを刻みそれらを和えた。 その" りゅうきゅう"の中に、 まずキューリを入れるのであった。 「なんで?って」 リューキューだからですよキューっキューっ。 だって、料理なんてねぇ、人の意見なんかよりもね 「食イマジネーション」 の方が絶対的に大事なんすからねぇ・・・ さてさて、リューキューから伝わったというのを想像妄想想像妄想するとねぇ・・・ やはり島唐辛子と島らっきょうの根も葉も刻み加え、コーレーグースーを数滴

右手が握るモノ②

正広別作 骨透角(サバキ) 刃渡り150mm 検索すると今でも3400円くらいで新品が買えるようであるが、 約18年前にバレル前身の店が新規開店する際に、合羽橋で自ら購入した一本である。 この「サバキ」、主に肉屋などで使用され、骨から肉を切り離す作業に使用される。 よって、バレルにおいては殆どといっていいほど使ったことがないのである。 その当時、何を粋がってこの「サバキ」を購入したのかは全く思い出せない。 俺にとって、実に不思議な包丁である。 2年ほど前、すっかり錆びてしまっていたこの「サバキ」を発見し、研ぎに出したのが最初であり、 前回紹介したMISONO牛刀との使用頻度の差はあまりにも違いすぎる。これは差別だ。 かといって丸鶏を買うことなど殆どないしなあ・・ 大体骨付きのお肉は、骨付きで調理する場合の方が多いのでサバキ要らずだしなぁ・・ よし、一丁開き直って、アジ切り包丁として使うか・・・ 悩める包丁よ、お前はどうして欲しいんだい・・・。

右手が握るモノ①

右利きである。 右手が握る商売道具、それは包丁である。 タマにはここで商売道具をちょっとづつ紹介してみようと思う。 「ミソノ・スウェーデン鋼 牛刀」 俺が手に入れた包丁の中でもっとも古い包丁であるが、全く使わずにしまったまま忘れ去っていた包丁である。 確か、約26~7年前に神戸で働いていた珈琲店のお下がり品として(勝手に)頂戴した包丁である。 その店では主にサンドイッチなど食パンを切る包丁としてこの"牛刀"を使用していた。 その店は繁盛店で、閉店後毎日包丁を研いでいた。 毎日毎日研ぐ為、包丁は段々とちびていく。 経年による劣化、ちびた包丁では重みも厚みもなくなる為、段々と切りにくくなっていく。 よって、店側は1年に1回新しい包丁を卸すのである。丁度この時期に在籍していた俺は、廃棄する古い包丁をちゃっかり持ち帰ったのであった。これがその包丁という訳だ。(おぼろげな記憶ではあるが・・) 確か元々は刃渡り8寸(24センチ)あった包丁だと思うが、今改めて測ってみると、18.5cmだった。 うーむ・・・ あの頃、神戸の三宮センター街の店で、毎日クソ忙しくサンドイッチを切った包丁・・ 今見ると、この包丁がやけに誇らしく思えてならない。(バレルはクソヒマってか?) この戦友とも呼ぶべき包丁と今夜改めて再会し、思わず一献傾けるのであった。 うーむ・・・ これを機にこの包丁を、もう一度使ってみたくなったなぁ・・ いっその事、"ぺティー・ナイフ"になるまで使うかな・・ だとしたら、 この俺は一体幾つになっているのだろうか? うーむ・・・。

コショウ ダイ

10数年お世話になっている、ときわ通りの酒屋。 そこでよく顔を合わせていた男がまた一人死んだ。 年は40代後半だから俺より少し上。若くして逝ってしまった。 死因は肝硬変だったとのこと。 だみ声と無邪気な笑顔、その顔馴染みの男、名前はKOJYOと名乗っていた。 KOJYOちゃん、ガキ大将を絵に描いたような男だった。 閑話休題 この頃、俺ときたら、 オークションで落札した"出刃包丁"を使いたいが為に、わざわざバイクで築地に出かけることが多くなった。 包丁と魚のことを考えて行く道中(約25分)はあっという間だ。 さて、築地場外には「ブッチーネ」という変わった名前の魚屋がある。 この「ブッチーネ」は山口県(宇部と萩)の物産を扱うアンテナショップなのだ。 宇部市は俺の故郷であり、東京で宇部の魚に会える懐かしさというのは、何ともありがたいものである。 ちなみにブッチーネとは(ぶちいーね、すごくいいね)の略だそうな。 そんな先日、ブッチーネで3kサイズの"コショウダイ"を買ってきた。 こちら によるとコショウダイとは スズキ目スズキ亜科イサキ科コショウダイ属、 黒い斑点がトレード・マークだとな。 俺は山口県で生まれ育ってはいるが、食べたことあるかどうかは定かではないこのコショウダイ。 その大きなコショウダイ3kサイズを購入し、早速自慢の出刃包丁で解体した。 "ウロコ"は素揚げに、 "頭とアラ"は大根と共に煮付けに、 "カマ"は塩焼きに、 "皮"は湯引きにして酢の物に、 "身"は刺身、ムニエル、フライにも。 早速、アラ煮とを食べてみた。 脂はくどく無く、臭みが少ない。 見た目や想像よりも上品な味わいだ。 素麺を浸けて食ったら実に美味かった。 刺身! タイともイサキとも違う、これが実にあっさりしていて、沢山食べても食べ飽きないではないか! プルンコリッとした、この"コショウダイ"実に旨い白身である。 瀬戸内の魚は旨い。 是非一度、オーダーしていただきたいものだ。 「うちの店?」 当店はその辺の居酒屋よりは安全でマシなものを提供している入りにくいと評

まめな話

近所の八百屋さんの前を通りかかるとな、 ふやけたような、色の変わり果てた「さやえんどう豆(グリンピース)」が1ざる105円で売っていたんだな。 八百屋のおじさん曰くな、 冷蔵庫に入れたまんま、うっかり忘れていたらしくてな、 安く処分することにしたんだな。 これ、さやは白っぽく変色しているがな、 中身の豆は大丈夫だしお得だよ、ほらな! と言うのでおいらそれを買って帰ったんだな。 んで、おいらはな、 早速グリンピースを取り出して、全部茹でてな、 きょうは豆スープだな、あしたは豆ご飯だな・・ なんて、のんきに考えていたらな、 あれれ・・ 店の冷蔵庫に数日前に買った「絹さや」が大量にあるのを思い出したんだな・・・ おいら、あわてて店に入ってな、 かぼちゃと絹さやのサブジ(インド風スパイス炒め煮)をつくったんだな。 八百屋さん思い出させてくれて、ありがとうな。 なっ?

そんれしぴ#130527(ソノヴェーゼ・スパゲッティー)

イタリア式に言えば Spaghetti al Pesto Oriental-Genovese. こう呼ぶのでしょうか? ま、定かではありませんが、ここではそう呼ぶことにしましょう。 ジェノヴァ式ペーストにはバジルと松の実を使いますが、それらの代用品として東洋では安価なニラとカシューナッツを使った、Spaghetti al Pesto Oriental-Genovese.をつくってみました。 これが「ソノヴェーゼ・スパゲッティー」ですわ。 この不景気な世の中です。チーズもパルメジャーノなんか庶民には超高級すぎてあきませんわ。比較的安価なペコリーノ・ロマーノもしくはグラナ・パダーノを使いましょう。 材料4人分 韮(ざく切り) 200g にんにく(スライス) 2片 カシューナッツ 30g オリーヴオイル(あればエクストラ・ヴァージン) 120ml  塩(あれば岩塩) 適量 アンチョビー 1tsp ペコリーノ・ロマーノ(粉末にする) 30g 黒こしょう 少々 作り方 スパゲッティーを塩を入れたたっぷりの湯で茹で始める 1から6までの材料をミキサーに入れソノヴェーゼ・ペーストを作る スパゲッティーが茹で上がったらソノヴェーゼ・ペーストと合わせ、そこにペコリーノ・ロマーノと黒こしょうを振り手早く混ぜ出来上がり 韮のみどりは初夏に合うもんだなあー。 追記・ジェノヴァ式といえば、本当は「リングイーネ」を使用したいものです。

水虫に悩む男の話

「何でこんなになるまで放っておいたんですか?」 そう医者に言われ、事の重大さに気が付いたがもう遅い。 その病名は「水虫」であった。 最近右足の親指と人差し指の間に何かタコのような硬いものが出来ていたのを発見し、それが気になり始め、先日遂にそのタコのようなものを無理やり剥がしてみたのだが・・・ この直径5ミリ薄さ2ミリほどのタコのようなものは蓋のような役割をしており、それを剥がすと何と、ぽっかり穴が開いているではないか! 懐中電灯を点け中を覗いてみると、どうやら俺の足の中は空洞になっているようなのである。 「俺の足!一体いつの間に!」 これにはさすがの俺もびびりまくり、早速近所の皮膚科へ駆け込んだ。 初老の医者はマイクロスコープをその空洞へ差込み、専用のカメラで俺の右足の中を映しだした。 何とも驚くことに俺の右足の中は、神秘的な鍾乳洞を思わせるかたちに空洞化していた。 親指と、人差し指と、見事なほどにくっきり二股にえぐれているではないか! 足の親指を外から押してみると、 「ぱこぱこ」 しており、マヨネーズのチューブを押すような感覚であった。 「ジムで走ったりしても平気なんですけどねぇ・・」 そんな俺のつぶやきをスルーした医者は、カメラのある部分を注視し指差した。 それは空洞の一番奥に積み重なっており、小さな指のようにも見える。  俺  「何ですかこれ?」 医者 「古い指が地層のように重なってできたんでしょうなぁ・・・」 むむむーっ・・・ って、一体この俺は何百年ぐらい生きているのだろうか? という、 スティーヴン・キング氏に捧げたくなるような、大変気持ち悪い夢を、 またみてしまった。

ある草の話

タイ料理の「ガパオ飯」に使用されるバジル。 これ、日本ではあまり馴染みの無いバジルなんぢゃけども、 英名「ホーリー・バジル(又はセイクリッドバジル)」というバジルが使用されちょる。 マレー名「セラッシー」、和名「カミメボウキ」、タイ名「バイガパオ」、アーユルベーダ名「トゥルシー」とそれぞれ呼ぶそうな。 ハーブは免疫力を高めるっちゅーが、このバジルただ者やない。調べれば調べるほど「母なる薬草」と崇められており、なんか「この草」ブチすごいんぢゃのぉ・・ この草はクリシュナ神を象徴する植物である(つけている数珠がそれだとか) (インドのヒンドゥー教徒の家やお寺では)祭壇にこの草を植え毎日聖水を捧げ家族の幸福と繁栄を祈りその生葉を数枚食べる この草を植えた家には病気や不幸が来なくなる この草の芳香は人をリラックスさせ害虫を寄付けない(蚊、ブヨ、ゴキブリなど) この草数枚と黒こしょう数粒を共に服用すると マラリヤに対して有効である この草 葉汁+ハチミツ+タマネギ汁=咳止めに この草葉汁+ショウガ= 鼻の粘膜の炎症による鼻汁に(花粉症にも?) この草葉汁+レモン汁= タムシ、皮膚病に オスの生殖機能を衰えさせる効果も(etc) ついでに書いちょくと、 この草はオゾンを発生させ放射線対策にも効果があるとか・・  あちらこちらで"ホーリー・バジルを植えよう運動"も起こっちょるらしいのぉ。 わしゃのぉ、先日手に入れた種が、こんな凄い草になるとは知らんかったわぃ。 ホーリーバジルは冷凍でしか手に入らんし、生葉はそこらの八百屋では売ってないけー、つい育ててみようと思っただけなんぢゃけぇ、 まあ食いしん坊万歳というか、ただそれだけーのことなんぢゃけどのぉー・・ で、前置きが長くなったけどのぉー、 この度やっとちっちゃい芽が出たんょ、可愛いぢゃろーが。 実は今回はそれが言いたかっただけなんぢゃ。 乱文にて失礼。

念願のアイテム

某野外音楽イヴェントを見に大阪へ行ってきた。 日帰り強行スケジュールかつ貧乏ツアーの為、行きは新幹線、帰りは深夜バスをとったのだが、 実はこの貧乏ツアーの為に、ネット通販にてある念願のアイテムを手に入れた。 その念願アイテムとは、「アイマスク」である。 1000円そこそこのアイマスクだが・・・。 7時50分 東京発新幹線 駅そば食べて乗車後すぐにアイマスク着用。 これはいい、真っ暗だ・・ 順調に休んでいたが、名古屋あたりで乗ってきた家族連れが賑やかで目が覚めてしまった。次のアイテムは耳栓だな・・と思いながら新大阪着。 23時20分 梅田発高速バス 20時頃から、梅田のおでん屋で知人と数年振りに再会し飲んだ。 (その日は野外で昼からちびちび飲っていたのだが・・) あんまり酒臭いとバスの隣客に迷惑だし、飲まないと寝れないだろうし、ビールばっかだとトイレが近くて不安だなあ・・などと考えつつもほろ酔いでバス乗車。 乗車後、アイマスク着用してすぐに寝てしまった。(アイマスクなしでも寝れたであろう) 乗車前の心配をよそに、夜中の3時頃どこかのサービスエリアで1度だけ降車し、用を足した以外はづっと乗車したままだった。 しかし、窓際だったせいか寒かった。 6時20分 新宿着。 それから・・ 良く寝た。 そして、起きたばかりの寝ぼけた俺に、 「アイマスクより何より本当に必要だったのは"毛布"ではなかったのか?」 くしゃみと鼻水が、こう俺に説教をしはじめた。

お客様各位

えー、 「早起きは三文の徳」 なんてぇ言いますが、 「早出」は何の徳にも、得にも、そして毒にもなりませんでした。(ほとんど独やったがな) 池袋バレルハウス、日祝日は17時から営業していましたが、 19時まで殆どといっていいほど入店者が無い為(なんでやねん) 来週からは19時開店に戻します。(ホント) その方が解りやすくていいでしょ?(こちらもね) まあ、十数年が経過してもこのような落ち着きの無いザマでございまして、 あがいてあがいて、またあがいてやってますわ。 「完璧」 なんて宝を探すようなもんで、一体どこにあるのやら・・・ まあ、どっかにあるのでしょうが、 ま、一生見つからんでもいいです。 今、楽しいですから、はい。 以上、お知らせでした。 店主敬白

ロックン・ロールな湯葉

中華食材屋で売っている棒状の湯葉をご存知か? 火鍋、炒め物、サラダなどなど、 湯葉を棒状に固め干したもので、中華料理ではしばしば使われている。 水で戻し「くにゃり+しこっ」とした歯ごたえが楽しく、豆腐好きとしては嫌う理由が見当たらないこの棒湯葉である。 中国名は何と「腐竹(フーチークー)」となっ! 鍋、味噌汁はもちろんのこと、 肉じゃが、各種サラダ、タイカレー、肉の代用として炒め物、などなど・・ 中華だけではもったいない! 是非ともロックン・ローラーならずとも、もっと知ってもらって広めたい食材だと思う今日この頃である。 ヘイ、ボーイズ&ガールズ! ロック・ロールのロの字もわかってねーぜ!ボーイズ&ガールズ! カレー屋なんかに並んでやがって・・ ったく、どいつもこいつもしょーがねーなぁ! ロックン・ローラーに成るにはなぁ、 「カ・ン・ブ・ツ」だよ! 解るかい? ぬるま湯に浸かってないで、ぬるま湯で"もどす"んだよ!ボーイズ&ガールズ! あにが、ヴァリューセットだよ? カンブツだって安いしなぁ、しかも増えるんだぜー、驚いたかい? しかも、「フーチークー」は高たんぱく低カロリーと体がハッピーになることこのうえなし! ボーイズ&ガールズ! これからはなぁ、もっとスロー・フードで決めようぜ! ロックン・ロール・フーチークー!! (注・曲が再生されます)

SON-BU

とんでもなく美味い佃煮風の昆布煮を作ってしまった! たった今、それを 「そんぶ」 と名付けました。 作り方 しめ鯖に使った昆布を再利用し麺つゆの出汁をとる。 出汁をとった昆布が冷めたら繊維と垂直にできるだけ細く切っておく 同じく麺つゆの出汁をとった後のかつお節の水気を絞り、レンジで加熱してかつお節がパサパサになったらミキサーにかけ粉末にしておく 水、みりん、醤油、酒、砂糖を適量入れた圧力鍋に2の昆布を入れ、5分間加圧する(昆布が泳ぐ程度の液量) 圧力鍋の蓋が取れたら更に火にかけ水気を飛ばしながら3のかつおを混ぜ込み火を止めペースト状になるまで混ぜ出来上がり ここでとった"出汁"は"味噌汁、麺つゆ、煮物"と大活躍します。 「そんぶ」! これ!たまらない美味さです! おにぎりの具にしたら大変な人気者になること請け合いっす!! 出汁をとった後、出汁ガラを捨ててはもったいない! これで、もったいない星人もきっと"よろこんぶ"でしょうね。 尚、「そんぶ」は個人で楽しむことにした為、バレルではオーダーはできません。 "しめ鯖、麺つゆ"を仕込んだあとの出汁ガラで、この"そんぶ"を是非とも自宅で作ってみてはいかがでしょうか? きっとおいしいですよ。 店主敬白

たまご!

食材界において「 たまご 」は主役というよりも、 "色、包、接、粘、柔、軽、濃" 何でもこなす名脇役と言えよう。 先日、ある「たまご」を常連のお客さんからいただいた。 その「たまご」、 まずは"たまごかけごはん"にしてみた。 半分は塩、残り半分は醤油をかけて食べてみた。 黄身はレモンイエロー。 どんな素材とも相性が良さそうな"たまご"という印象で、あらゆる料理に使ってみたくなった。 とても美味かった。 この卵、産地は広島県山県郡からやってきた「石本農場さんの卵」である。 http://www.ishimoto-farm.or.jp/ 特徴的なのが、卵独特の臭みが無くほぼ無臭である。 生でも充分それが感じられるが、ゆで卵にして殻を剥く際に臭う"あの硫黄臭さ"がないのには驚いてしまった。 この卵の「おいしさのひみつ」は、 手作りのエサにあるらしく、能書きによると15種類の自然素材を昔ながらの製法(2度の発酵、パイロゲン熟成など)で作られているとのこと。 パイロゲンとは ゆで卵を裏ごしして練っていくと、他とは色も粘度も違う瑞々しい"合わせたまご"になった。 仕込んでみたいものが・・・ シフォンケーキ、プリン、マヨネーズなどなど、頭の中で楽しみが広がり、想像しただけで腹が減りますわ。 てな訳でありがたく使わせていただきます! 店主敬白

910×910mm

今年は7年に一度の営業許可書の更新である。 保健所の担当者が視察にやってきた。 担当者が7年前とは別の人になっているので、去年OKされたものがNOと言われても仕方がない。 担当者がOKを出さねば営業許可書は更新されないのだから、それに従うしかない。 レストランやBARなどでチェックされるのは大体以下の2点。 手洗い専用の洗面台を設けなければならない 厨房(カウンター)と客席の間に可動式の仕切りを設けなければならない(ベニア板でもなんでもよい) 結果、 1はクリアーしたが、2はNGだった。 以前は半自動の簡易ドアがついていたが、何年か前にお客に壊された為取り外し、現在は布で仕切ってある。 「布仕切り」 これでは許可は下りなかった。 丁度よい板状のものなど無い為、仕方なくバイクでホームセンターへ向かった。 カウンター両側に900×900mmの板状のものが必要なので、 黒色のプラスチックダンボールにしようと思ったが、これ1820×910mmもある! 有料でカットしてもらって910×910mmか・・・ 「ピッタリサイズやん!」 なんて、喜んでいたのもつかの間・・ 「どうやって持って帰るのこれ?」 バイクで”軽くて大きくて薄っぺらいそれら”を持ち帰らなければならないことに気がつき、バイクで来たのを死ぬほど後悔したが後の祭り。 俺は、910×910mmを2枚、左手に抱えて中山道へ出た。 この日は悪いことに強い風が吹いていた。 この春の強風にこれでもかというぐらいにあおられ、 後続車からは散々クラクションを鳴らされまくり・・ おれぁ、断崖絶壁にしがみついているかの如く右手のアクセルを回した・・・ 左手の「910×910mm」から手を離せば、そこは奈落の底である! それはもう・・ 歯を食いしばって行く、地獄の道中であった。 本当に「ラッキー」といいましょうか・・・ 白バイに会うこともなく、何とか、生還することができたのだった。 その甲斐もあってか?再審査は見事合格した。今週中に新しい許可書を受け取る予定である。 神様、二度とあんなことはしません。

2013皐月賞

ジャムナパリ種たるインド原産の山羊を隣のネパール人から買ってきて、 味付けして焼いて食いました。 その料理を「ソンギスカン」と名づけました。 とても美味しかったのですが・・ 他のお客様には煙と臭いが迷惑でしたので自粛し、2K冷凍ブロックで買ってきた山羊肉の残りはカレーと煮込みにしました。 「ソンギスカン」はどうやら野外向きなようです・・・。 したら・・・ 「あたりました・・」 「朝から腹がぴーぴーで・・」 いえいえ違います。 高配当とはいきませんでしたが、人気通りのわりには付いた方ではないでしょうか? 今年初勝利の今日は、 なんと、親父の命日でした。 今日も感謝の気持ちを忘れずに・・ 的中祝い酒中。 あばよ。

鳩にまつわる話

約23年ほど前、府中駅南口にあったレストランでアルバイトをしていました。 俺はそこのキッチンチーフから「デビル」というあだ名をいただき、恥ずかしながら皆に「デビル」と呼ばれていました。 そんなことはどうでもいいんですが、 そのレストランにKちゃんとういう台湾人の男性アルバイトがいて、とても仲良しでした。 ある日、そのKちゃんが住んでいた東府中のアパートに遊びに行きました。 俺とKちゃんは酒を酌み交わし、夜通し色んな話をしました。 その中で忘れられない彼の話があります。 それが「鳩にまつわる話」だったんです。 ある天気のいい日、Kちゃんは台湾人の友人と明治神宮に遊びに行ってきたそうです。 明治神宮内には、沢山の鳩に餌をやっている人たちがいたそうです。 Kちゃんと友人はその様子を不思議そうにしばらく見ていたらしいのですが、 次の瞬間、2人はアイコンタクトをしてあることを決意したそうです。 その決意とは「鳩を〆る」ということでした。 2人とも鳩が大好物だったので無理もありません。 2人は丸々太った鳩を選び、餌を巧みに利用しながら人気の無いところまで鳩を誘き寄せ、ジュースのビンでぶん殴り、コンビニの袋へ入れて持ち帰ったそうです。 その夜、2人はとても美味しく鳩料理を食べたそうです。 Kちゃん、元気かなあ・・・。 そういいえば先日、下の中国料理店の女将さんが、大笑いしながら鳩を〆ていた・・・ そんな夢を見ました。 おわり

サバ神話

前略、 俺は青魚が好物である。 だもんで、すし屋へ行くと大体「青魚」で始まり「青魚」で終わるパターンが多い。 鮨ネタの中でも特に「〆サバ」には本当に目がない。 子供の頃、「バッテラ」たるサバの押し寿司に一目ぼれしてしまったのだが、 「こんな旨いものが世の中にあったのか!」 と、まあ・・ 食べ物に対して感動した初めてのアイテムだったと記憶している。 そんな訳で、高校時代通学路にあった小僧寿しチェーンの「バッテラ」は10代の俺の胃袋をいつも満たしてくれていた。 この「〆サバ」をねぇ、 まさかこの俺が仕込むことになるとはなぁ・・・・ 〆サバ。 ここまで連続して「〆サバ」を仕込むことになったのは、ついこないだおこったあの事件がきっかけなのであった。 ある寒い日、 仕事上のメールをしながら、いらいら電話しながら、深夜自分で仕込んだ「〆サバ」を食った。 すると・・・ 数時間後、耳たぶが異常に熱くなり、頬が赤くなっていった。 「かぜかなぁ熱かなぁ・・・」 とか思っていたら、体が痒くなってきて、 シャツを脱ぐと火傷のあとのような蕁麻疹になっていた。 「うぁ~・・・・・!」 「これが、サバ・アレルギーか?」 「大好きなサバが食えなくなるのは嫌だなぁ」 俺らしくもなく、くよくよしながら、要町で空き缶を蹴飛ばしながらネガティヴなシンキングになってたが・・・ 「そうだよ、そうだよなぁ!くよくよしたってしょうがないんだよ!」 その翌日、開き直って「〆サバ」を少し食べてみた。 ところが、1時間経過したが痒くも何ともない。 「こりゃ平気じゃないか?」 〆サバの神様に祈りながらばくばくむさぼるように食べてみた。 「うまいうまいうまい・・・」 この日は熱も蕁麻疹も出なかった。 そして、その翌日見た夢のこと・・・・ 「わしはサバの神じゃ、おまえはそんなにサバがすきなのなら毎週欠かさず”〆サバ”を仕込み皆にくわせるのじゃ・・  ええか?もし一週でも〆サバを仕込み忘れたら、その時は覚悟しておけこのチン○コ野郎・・・ 蕁麻疹どころでは済ませぬぞ、はっはっはっはー・・・・」 とうとうサバ好きが高じてサバの神様が降臨してしまったのである! とまあ、そういう訳で、俺はそれ以来、〆サバを毎週仕込むようになったんです

シャッ、シャッ、シャッ、

俺の手元に念願の「鰹節削り器」がやってきた。 この「かつお節削り器」、初心者として気になったのが「刃」のこと。 構造は「かんな」とほぼ同じ構造なので、刃の角度がゆがんできたり、刃が欠けたりしたときの対応策について、プロの意見を聞いてから手に入れたほうが無難だと考えていた。 なので、手に入れる前に築地の調理器具屋さんで取材してみたのだが、どの店も答えが違うのには困った。 ある調理器具屋の店主は、 「持ってきてもらったら研ぎ、調整させる。(外注する模様)」 また、他の調理器具屋の女将は、 「研ぎになんか出すなんて人はいない。一生使える。もし削れなくなったら買い換える。」 などなど。 これは思ったより険しい道のりなのかと途方に暮れていたところ、 あるかつお節屋さんが、以下明確に答えてくれた。 「使っていると徐々に削れなってくる為、包丁同様1年に1回は包丁屋さんに研ぎに出した方がよい。その後の刃の角度調整については持ってきてくれればうちでやる。」 やはり「かつお節削り器」のことは「かつお節屋」に聞け!です。 やっとスッキリし、かつお節も削り器も取り揃えていたこの店にお世話になることにした。 初めて削る「かつお節」。 さあ、レクチャーされた通りにシャシャッとやってみよう! 尾を前方に、そして尾を上げ角度をつけて(俺の持っている某乾物の本には違う削り方が書いてあったが・・) 「シャッ、シャッ、」 香りも楽しいが、なんといっても手応えが楽しい。 こら、また楽しみが増えましたわ。 シャッ、シャッ、シャッ、・・・・  へへへ。

偶然なるうれしいドッキング

先日購入した業務用扇風機( 山善(YAMAZEN)社製 )であるが、 組んでみたら安価なだけあって本格的に使用するには以下の問題点あり。 ① 足の部分がパイプ式2段階接続となっているのだが、それが持ち運ぶ度に外れやすい。 ② 高さも足りず、そのくせ足が広く場所をとりすぎるので邪魔になる。(電車内にてチビでタンソクのおやじが足を広げて座っているような状態) 何とか夏本番に向けてカスタマイズしたいと思い、 「あーじゃない、こーじゃない、あーして、こーして、」 とまあ色々と悩んでいたところ、 偶然なるうれしいドッキング を発見してしまった! これに気が付いている人は多分そんなには居ない筈だ! ひょっとして、そんぶろぐ至上、もの凄く役に立つ投稿になるかもしれないな。 このまんま、自分だけの手柄にして一生黙っていようかなとも考えましたがね・・ まあ、言っちゃおうかなぁ、 それはですな、 スピーカースタンドにヴィトゥイーンするんだよーん、 えっへんへへっへーん。

WASA BE ZUKE

こんにちは、メアリー・インガルスです。 先日、ローラと菜の花を摘みにいきました。毎年、春になると母さんがピクルスをつくるんです。 そして、母さんが「行け行け」と言うので、嫌々ながらオルそんさんのところへ、菜の花を持っていっきました。 しかし、どういうことでしょう!オルそん家ではみんなが泣いていたのでびっくりしました。 なんでも、 「WASA BE ZUKE」 とかいう、確か東の果ての島国の奇妙な食べ物を食べたら泣けてきたとオルそんさんは言っていました。 聞くところによると、オルそんさんの長女ネリーのミクシー仲間から送られてきたものだそうです。 白と緑のコントラストがとても素敵な「WASA BE ZUKE」は一見マッシュポテトのようです。 わたしも一口いただきましたが、「なんっすかこりゃー?」って叫びながら、やはり涙が出ました。 東の果ての島国はこんな刺激のあるものが好みなんでしょうか? わたしが想像するに、性格の悪いネリーのことだからミクシー上で意地悪したので、意地悪の仕返しをする手段として「WASA BE ZUKE」を送ってきたのではないでしょうか? しばらくすると・・・ なんだかふわふわとしてきました。 なんだか顔も赤くなってきたようで・・・ 「熱い・・」 オルそん家のみんなもなんだか不気味に陽気で、変でした。(特にオルそんさんは嫌らしい目でわたしを見ていました) わたしも身の危険を感じたと同時に情緒不安定になりつつあるので家に帰ることにしました。 わたしったら、家にどうやって帰ったのか思い出せないのですが、あちこち傷だらけで服は泥だらけになっていました。 わたしが帰ってきたっていうのに、ジャック(犬)が私にあんまり吠えるので、 「このいぬちくしょう!」 て叫びながら思いっきり顔面を蹴飛ばしてやりました。(しつけの一環です) そしたら「しつけの一環」やっちゅーのに、ローラのダボがアホ犬の肩持ちやがって、妹の分際で姉の私に「ビッチ!」言うてきたからわてもそらキレますわな、ローラのアマにコブラツイストをかけて絞めまくってたら、 なんと母さんがロープ際でドロップキックをしてきたのでさすがの私も倒れてしまいました。 母さんはそのあと私の右手をロックし、得意技の「腕ひしぎ逆十字固め」を見事にきめてきました! 流

黒くぬれ

なんにも考えないで、 しまいっぱなしの「長ひじき」をもどした。 して、冷蔵庫には・・・ 塩辛を仕込んだ際、捨てずにとっておいた「イカ墨」があった。 「ほうほう、これはよいんではないかいな?」 炒めた長ひじきを、イカ墨入り出汁醤油で煮てみよう。 と、そのとき、 「黒くぬれ」 が俺の頭ん中で鳴りはじめた。 それから、 これじゃあ、いくらなんでも寂しすぎるなぁ・・ と、考えていたら、 「寂しさには名前がない」 が俺の頭ん中で鳴りはじめた。 と、その時! 先日「豆カレー」を仕込んだ際、茹でて半分残っていた「ヒヨコマメ」のことを思い出し・・ そのヒヨコマメを、先ほどの「ひじきイカ墨煮」の中に何も迷わず入れてしまった。 その時、俺の頭の中の一人がこう言った。 「せっかく黒で統一しようと思っていたのに、ヒヨコマメはちょっと違うんでねーの?」 すると、俺の頭ん中で「ある曲」が鳴り始めたのである。 しかも、その曲のおかげで、 俺の「ヒヨコマメ」という選択は間違っていなかったと、結論付けられたのである。 そう、その曲名は、 「ぼくはカリメロ」 だ。 ご存知でしょうか? 「カリメロ」は黒いヒヨコなので、この料理は「黒」というキーワードで統一され、見事に完成されたというわけ。 「俺の食材選択は正しかったでしょ?」 という、まあ、そうですね、自慢話というか・・・・ はい、お後がよろしいようで。 カリメロファンはクリック

GIBそん

ハロー、アメリカから来ました59年生まれのGIBそんLPじゅにあです。 正式には「GIBSON LESPAUL JUNIOR」と呼ばれてマス。 ブラウンっぽい色ですが、ふぁっきんチェリーレッドですネン。 そんが20数年前に中野のギターハウスというところで見つけてくれて、以来づっと一緒に住ましてもらってますんャ。 先日、そんがバレルのお客さんからBADASSタイプのブリッジを頂いた言うて、ワシのふぁっきんブリッジを昨日交換しにリペアショップに連れて行ってくれましテン。 わしらの年代はブリッジ兼テールピースをはめ込む2点のピンの位置が何故か斜めになってますネン。高音弦側のピンがピックアップ寄りになってますんや。せやからオクターブ調整が困難となるさかい職人さんが手作りのネジを充ててくれて、ありがたいことにブリッジを横真っ直ぐに(ピックアップに対して平行になるように)矯正してもらいましたヮ。 (リペアの職人さん曰く、全く理解に苦しむ失敗作的ピンの配置だそうで・・ あっしの想像では、着物の帯の結び目の如く 「ななめがいなせで格好いいから」、 なんちゅーてどっかのデザイナーの意見でそうなったのではないだろうか?後に改良されて発売。) ついでに首筋もぴーんと伸ばしてもらって、えらいすっきりしてふぁっきん気分よくなりましテン。 「くさらんと生きてたらエエこともあるデー」 ホナどちらさんもおげんきデー。 サクラサク クサヤヤク サククサヤ クサバレル

干物と乾物

白いもの、シロイものねぇ、 白いものってなんだろう? 砂、穀物、シャツ、パンツ、雲、煙、粉、髪・・ イカ?! あっ、そうそう、 「塩辛」仕込まなきゃぁなぁ。 「一夜干し」 俺の好きな言葉の一つ 夜風に乾かされて、 きのうより「イイ味」を出すこしゃくなヤツラ。 「干物と乾物」 これがどうやら、 これからのキーワードになりそうな今日この頃である。 皆さん忘れ物には気をつけましょうね。 店主敬白