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4月, 2013の投稿を表示しています

ロックン・ロールな湯葉

中華食材屋で売っている棒状の湯葉をご存知か? 火鍋、炒め物、サラダなどなど、 湯葉を棒状に固め干したもので、中華料理ではしばしば使われている。 水で戻し「くにゃり+しこっ」とした歯ごたえが楽しく、豆腐好きとしては嫌う理由が見当たらないこの棒湯葉である。 中国名は何と「腐竹(フーチークー)」となっ! 鍋、味噌汁はもちろんのこと、 肉じゃが、各種サラダ、タイカレー、肉の代用として炒め物、などなど・・ 中華だけではもったいない! 是非ともロックン・ローラーならずとも、もっと知ってもらって広めたい食材だと思う今日この頃である。 ヘイ、ボーイズ&ガールズ! ロック・ロールのロの字もわかってねーぜ!ボーイズ&ガールズ! カレー屋なんかに並んでやがって・・ ったく、どいつもこいつもしょーがねーなぁ! ロックン・ローラーに成るにはなぁ、 「カ・ン・ブ・ツ」だよ! 解るかい? ぬるま湯に浸かってないで、ぬるま湯で"もどす"んだよ!ボーイズ&ガールズ! あにが、ヴァリューセットだよ? カンブツだって安いしなぁ、しかも増えるんだぜー、驚いたかい? しかも、「フーチークー」は高たんぱく低カロリーと体がハッピーになることこのうえなし! ボーイズ&ガールズ! これからはなぁ、もっとスロー・フードで決めようぜ! ロックン・ロール・フーチークー!! (注・曲が再生されます)

SON-BU

とんでもなく美味い佃煮風の昆布煮を作ってしまった! たった今、それを 「そんぶ」 と名付けました。 作り方 しめ鯖に使った昆布を再利用し麺つゆの出汁をとる。 出汁をとった昆布が冷めたら繊維と垂直にできるだけ細く切っておく 同じく麺つゆの出汁をとった後のかつお節の水気を絞り、レンジで加熱してかつお節がパサパサになったらミキサーにかけ粉末にしておく 水、みりん、醤油、酒、砂糖を適量入れた圧力鍋に2の昆布を入れ、5分間加圧する(昆布が泳ぐ程度の液量) 圧力鍋の蓋が取れたら更に火にかけ水気を飛ばしながら3のかつおを混ぜ込み火を止めペースト状になるまで混ぜ出来上がり ここでとった"出汁"は"味噌汁、麺つゆ、煮物"と大活躍します。 「そんぶ」! これ!たまらない美味さです! おにぎりの具にしたら大変な人気者になること請け合いっす!! 出汁をとった後、出汁ガラを捨ててはもったいない! これで、もったいない星人もきっと"よろこんぶ"でしょうね。 尚、「そんぶ」は個人で楽しむことにした為、バレルではオーダーはできません。 "しめ鯖、麺つゆ"を仕込んだあとの出汁ガラで、この"そんぶ"を是非とも自宅で作ってみてはいかがでしょうか? きっとおいしいですよ。 店主敬白

たまご!

食材界において「 たまご 」は主役というよりも、 "色、包、接、粘、柔、軽、濃" 何でもこなす名脇役と言えよう。 先日、ある「たまご」を常連のお客さんからいただいた。 その「たまご」、 まずは"たまごかけごはん"にしてみた。 半分は塩、残り半分は醤油をかけて食べてみた。 黄身はレモンイエロー。 どんな素材とも相性が良さそうな"たまご"という印象で、あらゆる料理に使ってみたくなった。 とても美味かった。 この卵、産地は広島県山県郡からやってきた「石本農場さんの卵」である。 http://www.ishimoto-farm.or.jp/ 特徴的なのが、卵独特の臭みが無くほぼ無臭である。 生でも充分それが感じられるが、ゆで卵にして殻を剥く際に臭う"あの硫黄臭さ"がないのには驚いてしまった。 この卵の「おいしさのひみつ」は、 手作りのエサにあるらしく、能書きによると15種類の自然素材を昔ながらの製法(2度の発酵、パイロゲン熟成など)で作られているとのこと。 パイロゲンとは ゆで卵を裏ごしして練っていくと、他とは色も粘度も違う瑞々しい"合わせたまご"になった。 仕込んでみたいものが・・・ シフォンケーキ、プリン、マヨネーズなどなど、頭の中で楽しみが広がり、想像しただけで腹が減りますわ。 てな訳でありがたく使わせていただきます! 店主敬白

910×910mm

今年は7年に一度の営業許可書の更新である。 保健所の担当者が視察にやってきた。 担当者が7年前とは別の人になっているので、去年OKされたものがNOと言われても仕方がない。 担当者がOKを出さねば営業許可書は更新されないのだから、それに従うしかない。 レストランやBARなどでチェックされるのは大体以下の2点。 手洗い専用の洗面台を設けなければならない 厨房(カウンター)と客席の間に可動式の仕切りを設けなければならない(ベニア板でもなんでもよい) 結果、 1はクリアーしたが、2はNGだった。 以前は半自動の簡易ドアがついていたが、何年か前にお客に壊された為取り外し、現在は布で仕切ってある。 「布仕切り」 これでは許可は下りなかった。 丁度よい板状のものなど無い為、仕方なくバイクでホームセンターへ向かった。 カウンター両側に900×900mmの板状のものが必要なので、 黒色のプラスチックダンボールにしようと思ったが、これ1820×910mmもある! 有料でカットしてもらって910×910mmか・・・ 「ピッタリサイズやん!」 なんて、喜んでいたのもつかの間・・ 「どうやって持って帰るのこれ?」 バイクで”軽くて大きくて薄っぺらいそれら”を持ち帰らなければならないことに気がつき、バイクで来たのを死ぬほど後悔したが後の祭り。 俺は、910×910mmを2枚、左手に抱えて中山道へ出た。 この日は悪いことに強い風が吹いていた。 この春の強風にこれでもかというぐらいにあおられ、 後続車からは散々クラクションを鳴らされまくり・・ おれぁ、断崖絶壁にしがみついているかの如く右手のアクセルを回した・・・ 左手の「910×910mm」から手を離せば、そこは奈落の底である! それはもう・・ 歯を食いしばって行く、地獄の道中であった。 本当に「ラッキー」といいましょうか・・・ 白バイに会うこともなく、何とか、生還することができたのだった。 その甲斐もあってか?再審査は見事合格した。今週中に新しい許可書を受け取る予定である。 神様、二度とあんなことはしません。

2013皐月賞

ジャムナパリ種たるインド原産の山羊を隣のネパール人から買ってきて、 味付けして焼いて食いました。 その料理を「ソンギスカン」と名づけました。 とても美味しかったのですが・・ 他のお客様には煙と臭いが迷惑でしたので自粛し、2K冷凍ブロックで買ってきた山羊肉の残りはカレーと煮込みにしました。 「ソンギスカン」はどうやら野外向きなようです・・・。 したら・・・ 「あたりました・・」 「朝から腹がぴーぴーで・・」 いえいえ違います。 高配当とはいきませんでしたが、人気通りのわりには付いた方ではないでしょうか? 今年初勝利の今日は、 なんと、親父の命日でした。 今日も感謝の気持ちを忘れずに・・ 的中祝い酒中。 あばよ。

鳩にまつわる話

約23年ほど前、府中駅南口にあったレストランでアルバイトをしていました。 俺はそこのキッチンチーフから「デビル」というあだ名をいただき、恥ずかしながら皆に「デビル」と呼ばれていました。 そんなことはどうでもいいんですが、 そのレストランにKちゃんとういう台湾人の男性アルバイトがいて、とても仲良しでした。 ある日、そのKちゃんが住んでいた東府中のアパートに遊びに行きました。 俺とKちゃんは酒を酌み交わし、夜通し色んな話をしました。 その中で忘れられない彼の話があります。 それが「鳩にまつわる話」だったんです。 ある天気のいい日、Kちゃんは台湾人の友人と明治神宮に遊びに行ってきたそうです。 明治神宮内には、沢山の鳩に餌をやっている人たちがいたそうです。 Kちゃんと友人はその様子を不思議そうにしばらく見ていたらしいのですが、 次の瞬間、2人はアイコンタクトをしてあることを決意したそうです。 その決意とは「鳩を〆る」ということでした。 2人とも鳩が大好物だったので無理もありません。 2人は丸々太った鳩を選び、餌を巧みに利用しながら人気の無いところまで鳩を誘き寄せ、ジュースのビンでぶん殴り、コンビニの袋へ入れて持ち帰ったそうです。 その夜、2人はとても美味しく鳩料理を食べたそうです。 Kちゃん、元気かなあ・・・。 そういいえば先日、下の中国料理店の女将さんが、大笑いしながら鳩を〆ていた・・・ そんな夢を見ました。 おわり

サバ神話

前略、 俺は青魚が好物である。 だもんで、すし屋へ行くと大体「青魚」で始まり「青魚」で終わるパターンが多い。 鮨ネタの中でも特に「〆サバ」には本当に目がない。 子供の頃、「バッテラ」たるサバの押し寿司に一目ぼれしてしまったのだが、 「こんな旨いものが世の中にあったのか!」 と、まあ・・ 食べ物に対して感動した初めてのアイテムだったと記憶している。 そんな訳で、高校時代通学路にあった小僧寿しチェーンの「バッテラ」は10代の俺の胃袋をいつも満たしてくれていた。 この「〆サバ」をねぇ、 まさかこの俺が仕込むことになるとはなぁ・・・・ 〆サバ。 ここまで連続して「〆サバ」を仕込むことになったのは、ついこないだおこったあの事件がきっかけなのであった。 ある寒い日、 仕事上のメールをしながら、いらいら電話しながら、深夜自分で仕込んだ「〆サバ」を食った。 すると・・・ 数時間後、耳たぶが異常に熱くなり、頬が赤くなっていった。 「かぜかなぁ熱かなぁ・・・」 とか思っていたら、体が痒くなってきて、 シャツを脱ぐと火傷のあとのような蕁麻疹になっていた。 「うぁ~・・・・・!」 「これが、サバ・アレルギーか?」 「大好きなサバが食えなくなるのは嫌だなぁ」 俺らしくもなく、くよくよしながら、要町で空き缶を蹴飛ばしながらネガティヴなシンキングになってたが・・・ 「そうだよ、そうだよなぁ!くよくよしたってしょうがないんだよ!」 その翌日、開き直って「〆サバ」を少し食べてみた。 ところが、1時間経過したが痒くも何ともない。 「こりゃ平気じゃないか?」 〆サバの神様に祈りながらばくばくむさぼるように食べてみた。 「うまいうまいうまい・・・」 この日は熱も蕁麻疹も出なかった。 そして、その翌日見た夢のこと・・・・ 「わしはサバの神じゃ、おまえはそんなにサバがすきなのなら毎週欠かさず”〆サバ”を仕込み皆にくわせるのじゃ・・  ええか?もし一週でも〆サバを仕込み忘れたら、その時は覚悟しておけこのチン○コ野郎・・・ 蕁麻疹どころでは済ませぬぞ、はっはっはっはー・・・・」 とうとうサバ好きが高じてサバの神様が降臨してしまったのである! とまあ、そういう訳で、俺はそれ以来、〆サバを毎週仕込むようになったんです

シャッ、シャッ、シャッ、

俺の手元に念願の「鰹節削り器」がやってきた。 この「かつお節削り器」、初心者として気になったのが「刃」のこと。 構造は「かんな」とほぼ同じ構造なので、刃の角度がゆがんできたり、刃が欠けたりしたときの対応策について、プロの意見を聞いてから手に入れたほうが無難だと考えていた。 なので、手に入れる前に築地の調理器具屋さんで取材してみたのだが、どの店も答えが違うのには困った。 ある調理器具屋の店主は、 「持ってきてもらったら研ぎ、調整させる。(外注する模様)」 また、他の調理器具屋の女将は、 「研ぎになんか出すなんて人はいない。一生使える。もし削れなくなったら買い換える。」 などなど。 これは思ったより険しい道のりなのかと途方に暮れていたところ、 あるかつお節屋さんが、以下明確に答えてくれた。 「使っていると徐々に削れなってくる為、包丁同様1年に1回は包丁屋さんに研ぎに出した方がよい。その後の刃の角度調整については持ってきてくれればうちでやる。」 やはり「かつお節削り器」のことは「かつお節屋」に聞け!です。 やっとスッキリし、かつお節も削り器も取り揃えていたこの店にお世話になることにした。 初めて削る「かつお節」。 さあ、レクチャーされた通りにシャシャッとやってみよう! 尾を前方に、そして尾を上げ角度をつけて(俺の持っている某乾物の本には違う削り方が書いてあったが・・) 「シャッ、シャッ、」 香りも楽しいが、なんといっても手応えが楽しい。 こら、また楽しみが増えましたわ。 シャッ、シャッ、シャッ、・・・・  へへへ。

偶然なるうれしいドッキング

先日購入した業務用扇風機( 山善(YAMAZEN)社製 )であるが、 組んでみたら安価なだけあって本格的に使用するには以下の問題点あり。 ① 足の部分がパイプ式2段階接続となっているのだが、それが持ち運ぶ度に外れやすい。 ② 高さも足りず、そのくせ足が広く場所をとりすぎるので邪魔になる。(電車内にてチビでタンソクのおやじが足を広げて座っているような状態) 何とか夏本番に向けてカスタマイズしたいと思い、 「あーじゃない、こーじゃない、あーして、こーして、」 とまあ色々と悩んでいたところ、 偶然なるうれしいドッキング を発見してしまった! これに気が付いている人は多分そんなには居ない筈だ! ひょっとして、そんぶろぐ至上、もの凄く役に立つ投稿になるかもしれないな。 このまんま、自分だけの手柄にして一生黙っていようかなとも考えましたがね・・ まあ、言っちゃおうかなぁ、 それはですな、 スピーカースタンドにヴィトゥイーンするんだよーん、 えっへんへへっへーん。