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二十年目の腹筋

「今年は一体何日間やすんだんだろう?」 正月用の酒の肴「わさび漬け」を拵えながらふと考えてみた。 その答えは売上日報の中にひっそりと記してあり、 今回は数少ない読者の皆さんにひっそりと公開したいと思う。 2015年、 1月の休みは元日の1日のみ、 2月も1日のみ、 4月、9月、10月、はそれぞれ2日間の休み、 先月11月は1日、そして今月は2日休む予定で…  さて今年の休日を合計すると、 ジャーン! 11日であった。(因みに3,5,6,7,8月は休みなしのオール出勤であった) 1年で11日しか休んでない年は20年間で間違いなく今年だけである。 そんなに売上が良かった訳でもない20年目 そんなにお客さんが増えた訳でもない20年目 生ビールを1杯200円で売った20年目 遂に空調機を入れ替えた20年目 夏のライヴを2年振りに再会した20年目 ついでに冷蔵庫を入れ替えた20年目 されど20年、これからも迷走する中で以前よりも少しは「腹を括る」1年になったと思う。 2014年の暮れ頃、椎名寛氏の個展に出かけた。 その店で当時店長だったバリさんと話した時の「そういえば6月頃から休んでない」という何気もない一言がほろ酔いのアタマに残っていて、 ご本人にも伝えたのだが、これがどうやら今年のキーワードになったようである。 ようやく冷えてきたおかしな2015年師走もあともう一踏ん張り、 皆さんと我休み11日分の万歳十一唱をここで唱えつつ、同時に腹筋運動で我腹筋を鍛えたいと思います!! せぇーの、  バンザーイ! バンザーイ! バンザーイ! バンザーイ! バンザーイ! (以下省略)

ぬか床3代目

我が池袋バレルハウスはクーラーの無い夏を2年過ごした訳だが、こんなところにも影響が出ていたとは… 実は去年辺りからぬか床の具合がおかしくなっていた。 騙し騙しやってはきたが一旦おかしくなったぬか床を再生させるのは難しい。ぬか床の微生物の中から悪玉菌だけを退治するのは俺独りがどんなに試行錯誤しようとしたところで土台無理なのである。 この夏、久しぶりに訪ねた"我がぬか漬けの師"と仰ぐ「ゴッドオブぬか漬けマスター」こと板橋区大谷口の総菜屋店主のぬか漬けを味見した際、自分のぬか漬けとの差に愕然とし、落ちたほっぺたを拾いながらすっかり落ち込んでしまった。 だが、この悔しさをバネにするべく直ちに新たなぬか床を造ることに決めた。 翌日、早速山口県宇部市に住むの姉(丙午)に電話をかけ米糠を5キロ送ってもらった。 さあさあ、3代目のぬか床造りである。 1代目、そして現在までの2代目のぬか床は「より発酵を促す」というので最初の段階では「煎りぬか」を使用し仕込んできたが、今回はあえて「生ぬか」のままで仕込んだ。 数週間でいい感じに発酵してきて現在はかなり納得のいくぬか漬けが漬かっている。 皆さん、今日も発酵食品を食べて元気を出しましょう。 悪玉菌をはびこらせないようより一層かき混ぜ管理していく所存です。 3代目ぬか床管理人

池袋ガラパゴス

近ごろ励みバロメーターとなっているTANITAの体脂肪計で表示される「体内年齢」の自己記録を更新した。 まあソンなことはさておき… 飲生活は相も変わらずだが、ここのところ食生活が変化してきた。 肉も魚もそんなに欲しくなくなってきたのである。 外食する際は肉類のメニューを見るだけで満足するようになってしまったし、魚は味噌汁の出汁がらのイリコを食って満たされるようになりつつある。 ひょっとしたらこれが「老い」というものの入り口かもしれないが、 ここのところすっかり野菜や海藻、大豆、乾物などを使用した惣菜や発酵食品といった「地味食」に凝ってしまっている。 旬の食材の調達や発酵していく過程に楽しみも興味もあり、そういった仕込みを繰返しているうちに段々とそうなってしまったようだ。 毎年出来が違う命懸けの土用干し「梅干し」 熟成期間の正解を未だ見出だせない「味噌」 一筋縄ではいかない浮気女のような「ぬか漬け」 どうやらこれらの仕込みと出会ってから食生活が変化してきたように思う。 「毎日ぬか床の味をみて旨くなければお客さんからはお金を取れない」 我が「ぬか漬けの師匠」こと板橋区の惣菜屋店主の言葉である。 グルメやら行列は他店にお任せして 俺はそのような店を目指していきたい。 池袋のガラパゴスより

それは他人の空似だったのか

先日携帯端末を紛失した。 珍しく半ズボンを履いてバイク運転中に紛失。紛失した場所は劇場通りと川越街道の交差点辺りと思われる。 早速交番にて遺失届けを出した。そこで遺失受理番号たる紙切れをもらった。 警官曰く、明日以降はこの番号で遺失物照会がどこの交番でもできるとのこと。 それが先週の水曜日である。 さて土曜日、家の近所の交番にて遺失受理番号が書いた紙を見せ遺失物照会をしてもらった。 すると、驚くことに俺の無くした 「白の2つ折りウィルコム端末が池袋警察署の遺失物金庫内に保管してある」 との回答が得られた。 土日は金庫番が休みの為、月曜日以降に取りに行くよう警官に促された。 そして月曜日、俺は池袋警察署へ向かった。 遺失物受付へ行くと 「受理番号は?」 と係りの者に言われたのだが、 それはどうやら交番でもらった「遺失受理番号たる紙切れ」のことではないらしい。 係りの者は 「ワイモバイルから連絡が来るはず、電話会社から受理番号聞いて」 と、これまたワイモバイルの連絡先(しかも有料と書いてある)が書いた紙切れを渡された。電話を持ってないことを告げると係りの者は俺を憐れむかの如く緑色の公衆電話を指差した。 10円玉がないので両替ができないのか婦警に聞くと首を横に振られ仕方なく署内の自販機にて飲みたくもない「不二家ネクター」110円を購入した。 お釣りでワイモバイルのオペレーターと話そう思ったが自動アナウンスが永遠と続き入れた10円玉は次々と落ちて行った。お釣りで得た40円は瞬く間に消費されてしまった。 そこの婦警を睨み付けてもどうにもならないのは解っている。俺は一端外へ出た。 止まらない汗を拭い怒り狂いそうになりつつバイクで西口前のワイモバイルショップへ移動し店員に当たり散らすように尋ねた。 「受理番号は何番?!」 ナイスガイな店員は察してくれた様子でオペレーターへは無料で電話を繋いでもらった。 オペレーター曰く「警察署からは何も情報は無く番号の報告しようがない」という。 ようするに「俺の携帯電話はまだ警察へは届けられてない」ということになる。 ナイスガイは製造番号は解るのでと紙切れにメモしてくれた。 製造番号の紙切れを持って再び池袋警察署に行ったがやはり駄目でワイモバイル側からの連絡を待つよう促されそのまま

梅干し2015その1

千川のよく行く八百屋にて、 「これなら安く出せるよー持ってってよー」 その瞬間、モモキュンソードの「キュ~ン✖1」があたしの頭に鳴り響いた。 待ちに待った梅干しのシーズン到来である。 今年は白加賀梅の青梅を8kg購入。(¥250/K也) これを粗完熟状態まで待ち、先週中に漬け込んだ。 そして今日の夕方、要町の八百屋でB級品の南高梅(¥200/K)と出会ってしまった。 その瞬間「キュ~ン✖2」があたしの頭に鳴り響いた。 その南高梅をじっくり品定めしていると、八百屋のおじさんがこう言った。 「それより安いのあるよ」 その瞬間「キュ~ン✖3」があたしの頭に鳴り響いた。 もう大当りを引いたも同然ではないか!! そしてその梅の値段を聞いて「極7」の大当りは確定した。 何と、そのB級南高梅は¥500/10K だったのである。 多少の潰れ、シミ、シワ、カビ、未熟、アバタなどはあるにせよ梅干しにするのだから何の問題もないとあたしは群がる町民たちを押し退け即購入した。 万人が美しいと祭り上げるものは皆高いのが世の常である。 「多少の潰れ、シミ、シワ、カビ、未熟、アバタ」 あたしは時としてこのような不細工者たちが好きだ。こやつらを美人梅干しに仕込み、長者たちを「キュ~ン」と言わせてやりたい。 「ひっひっひっ、このアバタ梅娘たちでひと儲けさせてもらうでぇ~ひっひっひっ…」 少し冷える梅雨の夜、女郎宿の性悪女将のような笑い声が池袋にこだました。 (つづく)

ガリ無くなりました

FENDER Blues Junior - Texas red 今から約5~6年前に知人のブルース・ハープ吹きから譲っていただいたチューブギターアンプで、このカラーシリーズのみCelestionR Vintage 30 スピーカーを搭載してあり、小さいくせに渋くかなり生意気なヤツである。 まあ、そんなことは置いといて… 何年か前から「ガリ(という雑音)」が出るようになった。 シールドを差すインプット部分がぐらついているのがこの「ガリ」原因であった。 暫くの間放っておいたのだが本日よく見てみると、インプット部分の受け側をアンプ側に固定する部分のナットのネジ山(説明すんのややこしくてすんまへん)が少々「バカ」になっており固定できなく(できるまで締まらず)グラついて「ガリ」っていた事が判明。 部品の外し方がよく解らないというか、あえて深追いはしないことにした。 何故ならば、こういうのを深追いしてしまって結局修理に出さなければならなくなったという過去のトラウマが俺を立ち止まらせてくれたのである。 ネジ山部分に噛ましてあるワッシャーとナット、このワッシャーを取り除き何ミリか奥のネジ山にナットを噛ませて再び締めてみた。 すると、バカになったネジ山越えて谷越えて~ と応急処置は完了し何とかグラつきは固定できたのであった。 これで「ガリ」が… 「ちきしょうべらんめぇ~! てめえ こんちきしょうめぇ~!  ガリがねぇなんて惚けた寿司屋ぁとっとと店ぇ畳んじまえってんだ、こんこんこんちくしょう! 」 と、前置きが長くなりましたが土曜日のライヴは何とか「ガリ」なしで行けそうやね。(トホホ…) えーと、ここからは読者の皆様に冗談抜きのお願いがございます。 画像も貼り付けておきますが上記故障部分の外し方と部品の名称、またお値段等を知っているという親切な方、 若しくは詳しそうな方をご紹介してくださる方、そのような素晴らしい方々がもしいらっしゃいましたら池袋バレルハウス園山までご一報下さいませ。 どうぞ皆様宜しくお願いします。 店主敬白

27×27×27

「おほん…」 新年を無事迎え、ある決断をしたのでここでも発表しておきましょう。 http://barrelhouseson.blogspot.com/2012/07/blog-post_31 http://barrelhouseson.blogspot.com/2012/10/blog-post_17.html http://barrelhouseson.blogspot.com/2012/11/blog-post_21.html 上に貼り付けたリンクは過去に起こったエアコンのトラブルについて書いたものである。時間と興味のある方は是非ご笑読を。 その後、業者にある程度メンテナンスしてもらった後、新しいエアコンへの買い換えを勧められ見積りを出してもらったのだが、70万円弱だったと記憶している。 まあレッカー代金やら撤去費用やら入れたらそのくらいになるのだろうが、俺は結局買い換えなかった。 金は確かに今も昔も無いが、理由は他にも3つあった。 そのエアコン業者に何となく「けれん味」を感じたから 中国料理店店主ことドケチ大家への抵抗 エアコンなしのドケチ飲み屋を1度やってみたい  冬はガスヒーターがあるので暖かい。問題は夏だ。 電力契約解除後は大型扇風機を導入し(お客さんにはこのわがままな店主に付き合っていただき)2度の夏を越えてきた。 この期間、文句も言わずに足を運んでいただいたお客さん、 あなたたちは共に戦った 「戦友」 です。 さて、「戦友」の方々に朗報です。 お待たせしました、文頭に書いた決断とは、 なんとなんとなんと、 空調機が池袋バレルハウスに帰って来ます。 この度フィーリングが合う業者さんと出会いまして、遂に空調機の導入を決めました。 先日7年のリース契約を済ませ、今月末に工事の日取りも決まりました。 ミュージシャンの皆さん、今年からやっと夏もライヴができます。 思い起こせば、27歳の時にやることになったこの店は今年20年目を迎えます。 20にリース年数の7を足せばこれも「27」しかも今年は平成27年。 27という数字がラッキーなのかアンラッキーなのかは解りませんが、ここであと7年は踏ん張りますので応援してやってください。 7に2を足しゃ9になるが、 開く夢などあるじゃなし、 さあ