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1月, 2018の投稿を表示しています

甦ったDuo Sonic

御茶ノ水のESPギターワークショップへリペアに出していたFender Duo Sonicが遂に戻ってきた。今回はこの甦ったギターのお話。 まずこのギター、前オーナーが今は無き池袋東口IKEBEビンテージギターショップにて4万円で購入したもの。 ヘッドは無数ひび割れレフティー用のペグが装着されておりフロントピックアップは断線した状態で鳴らずノブなどの部品も欠損したまま約30年近く?そのまま放置されていた。 この度自分が譲り受け..というか勝手に持ち出し信頼できるリペアマンに修理を依頼するに至ったという流れである。 リペア内容は以下。 その1:ダンカン製のビンテージDuo Sonic用ピックアップの交換×2 その2:ゴトウ製ビンテージクルーソンタイプのペグ交換 その3:人生初のフレット交換 その4:ナット交換 以上で合計9万円ちょいという自分でリペアした中では結構な金額がかかった訳であるが、それぐらい金額をかけても再生させたいというくらい魅力的なギターだと自分は思っている。 しかしこのギター、前オーナーも言っていたが謎の多いギターである。 デュオソニックというギターは1956年に22.5インチのスチューデントモデルとして誕生しマイナーチェンジ(ピックガードがアルミからプラスチック、フィンガーボードがメイプルからローズウッドにそれぞれ変更)されたのが58年。ローズ指板における スラブボード が採用されたのは1959年から1962年までとのこと。アルミピックガードが使用されている初期モデルはメイプル指板のみだそうなのでこのギターのボディー及びピックアップ、パーツ類は1956~59年製だと思われる。ネックはオリジナルのメイプル指板ではなくスラブボード指板なので1959年から62年製のものに付け替えられていると推測される。 ネックとボディーの接続部の金属は少しサイズの合わないテレキャスかストラトの部品が付けられているしネックジョイント部に記してあるシリアルナンバーはマジックで消されていたりという謎なギターである。 「ピックアップはリアだけ鳴ったら充分やんけ」 と言う人も居ましたがそうはいきませんよ。 というのはこのギターときたらギブソン社よりも先に ハムバッカー を搭載させたエレキギターの先駆けなのだそうでセンターにするとナントなんとハム

雪見酒2018

昨夜は酒2合のみ。少し早めに閉店し今朝は5:30に起床後用事で横浜方面へ。 天気予報はスポーツ紙の有馬記念予想の如く見事に的中。(わしは外したけどね..) 「雪だから雪宿りして... 」 なんて誘惑に負けず帰ってきてよかったのか悪かったのか... 。 近年において東京都心のこのような積雪は現段階(21:00)で結構な記録が出るのではないかと自分は予想しているがどうだろうか... 。 雪かきしても無駄、んなもんやめて仕込みを済ませ、普段通り来ないお客さんを待ちながら... 只今久しぶりの雪見酒を嗜んでいる。 このパソコンの前の窓から見える雪景色、時々「どさっ」と電線から雪が落ちるのを見ながらそれに合わせる酒は(というか開栓していたのはこれだけ)黒龍の「垂れ口」。 この酒はぬか漬けを失敗したことがある人なら経験済のあのセメダイン臭の一歩手前のような絶妙な風味と独特な甘味が特徴。醸造アルコールがしつこい筈の甘さをわりとすっきりさせてくれていてうすにごり甘口でも肴に合わせ易いと自分は思う。 さて本日の雪見酒に合わせた肴は、 出汁がら昆布と大根の皮入りキンピラゴボウ、十郎梅干し、宇部かまぼこ(蒲さし)、笹がきゴボウと大葉のかき揚げのラインナップ。 どれもこれもいい感じで合うわよあうわよ... てな訳で、こぴりこぴりと今宵も夜は更けていくのであります 。 雪見酒 勇気がなくて 行き過ぎて (聡)