お客さんからは見えない厨房内でDaiwa社製の業務用冷凍冷蔵庫が今年も頑張っている。 20年目。 人間で言えば80才くらいかもしれないその冷凍冷蔵庫は、今も昔も俺が買い物してきたブツやら仕込んだ食材たちを冷やし続けている。 大袈裟でなく本当に「池袋バレルハウス」を陰ながら支えてきた一番の功労者であることは間違いない。 「ポックリ逝ってしまうのではないか?」 と不安になる季節がとうとう今年もやってきてしまった。 俺も色々な場所の厨房を体験してきたが、ここの厨房は昔からスゴいアレなんですねぇ… ちゅーか、先日ここでも書いた通りリンナイ社製のグリラーを設置したせいで、 我が赤道直下的厨房はですな… 「ゴジラ対キングギドラ」になってしまったのよ。 大変でしょって? そら大変なんてそんな簡単なもんじゃあないですよ。だって80才のばあさんが死ぬかもしれないんですからね。 そこで俺はね、サキュレーターの「崎田」さんを「礼象子」おばあさんの頭の上に回してやった。少しでも熱気がこもるのを防ぐためにね。 これで少しは元気をつけてくれるといいんだけれど。 この夏は、「礼象子おばあさん」の最期になるかもしれないこの姿をここで書き留めていこうと思う次第でありましてね、 どうかみなさん応援してやってくださいね。 て、なんのこっちゃわからんが… (つづく)
山口県宇部市出身。食材と出会っては仕込むことを生き甲斐とし、その辺の居酒屋より安く安全でマシなものを提供していると自負する池袋ROCK BAR店主による文