梅を塩で漬け、 そして赤紫蘇で染める・・ 梅干しを仕込んだ後、これまた楽しみなのが「梅酢」である。 この梅酢は万能調味料として再利用している。 主に野菜と和え「酢のもの」に使用しているが、他にも醤油の代用として幅広く使用できる。 魚を煮る際に醤油代わりに使えば、色合いも美しいさっぱりとした「梅風味の煮魚」が出来上がる。 さて、 ちょうど「新生姜」が出回る時期となった。 梅干しを仕込み終わった今、毎年のように新生姜で仕込むのが「紅生姜」だ。 某牛丼屋によって広められた「紅生姜」だが・・ 「あれって本当に生姜なの?」 「自家製紅生姜」を食ってもらったら解るが・・ あれとこれとは、似て非なる食い物である。 【紅生姜の作り方】 1日目 新生姜の皮を剥き、適量の塩で揉み少し置く 水気を洗い流し、日当たりの良いところで1日干す 2日目 干した生姜を梅酢に漬け1日置く 3日目 梅酢から出し、日当たりの良いところで1日干す 4日目 生姜を好みの大きさに切り、新しい梅酢に漬け込み冷蔵庫へ 5日目 出来上がり これがバレル新メニュー、 看板娘の【紅奴(べにやっこ)】です、よろしくね! 紅の 生姜で お酒がすすむくん
山口県宇部市出身。食材と出会っては仕込むことを生き甲斐とし、その辺の居酒屋より安く安全でマシなものを提供していると自負する池袋ROCK BAR店主による文