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ゾウのえさ

八百屋さんで間引き大根?を安く引き受けてしまった。

大根の胴体は20~30cmほどだが、葉っぱは40センチ越えというシロモノだ。

胴体部分はとりあえず干したのだが、この場合主役は「葉っぱ」である。

10本ほどの葉っぱを洗う洗う洗う・・・

特大笊に積み上げるが収まりきらず「ゾウのえさ」ぐらいの量になってしまった。

早く調理しないと色も悪くなるし、葉にしか含まれていないという「カロテン」がどっかいってまう。


「青汁チュウハイ」

とも考えたがやめました・・

とりあえずその「ゾウのえさ」を庖丁で刻む刻む刻む・・・

やっとの思いで刻み終わり、1番大きな寸胴にオイルを入れ「ゾウの餌」を炒めることにした。

こんなもん作って売ったって誰がオーダーするんじゃい・・

「ゾウのえさ」こと、この大根の葉っぱは栄養価は高いくせに商品価値はないというなんて悲しい葉っぱなんでしょうか・・・。


「そんさん、ぼくはなんでホーレンソウさんや、小松菜さんみたいになれないの?」


ゾウの餌こと大根の葉は寸胴の中でしくしく泣いたせいかだんだん減ってきて「ウマのえさ」くらいになりました。

俺はもらい泣きしながら言いました、

「ウマのえさよ泣くのはおよし、ホーレンソウや小松菜にも負けない友達を紹介してあげよう」

俺はヒジキくんとコンブくんをその寸胴に招き入れました。

何と、驚くことに「ウマのえさ」はビタミン、ミネラルの豊富な、栄養価の高い1品に生まれ変わったのでした。


「もうぼくは「ウマのえさ」なんんかじゃないやい!」


こうして「ウマのえさ」こと、大根の葉はようやく「ヒトのえさ」になったのでした。


おしまい






コメント

  1. 高菜の代わりにラーメンやうどんにも合いそうです。

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  2. 炒めただけの「うまのえさ」もご飯にふりかけて、しっかり「ひとのえさ」としていただきました!

    返信削除
    返信
    1. そうやって喜ばれると調子にのってしまう性格は直りません。

      削除

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