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梅干し2017

6月某日快晴、

今年も遥々小田原まで梅干し用の「十郎梅」を買いに行ってきた。
JAかながわ西湘成田総合選果場へカートを押しながら行きはヨイヨイ帰りは...
23kgの梅を引きずりながらタクシーを拾ってやっとの思いで鴨宮駅。
小腹も空いていたので昭和の雰囲気がこびりついて剥がせないヤニ色の中華屋さんに入店。腰の曲がった初老の店主にヤッコとシロを焼いてもらいつつ渇いた喉にビールを流し込む。「ふーっ... 」

俺はその足で東京とは逆方面の静岡は富士宮へと向かった。
元常連客でブルースハモニカ仲間のトモくんが出店したラーメン屋「麺屋ブルーズ」へ向かう為だ。懐かしいローカルな雰囲気の電車を乗り継ぎ初めての富士宮に辿り着いた。早速美味しいラーメン啜って閉店後は飲んで食ってハープも啜って撃沈。翌日はトモ君夫妻と合流し昼から鉄板焼きでもつやき富士宮やきそばなどを頂ましてヤキソバエクスプレスたる高速バスで腹一杯になり無事都内着。(ごちそうさま富士宮!)

さてダンボールの中で梅の完熟を待ってからの塩漬け、そして赤紫蘇での着色が終わり後は土用干しを待つのだが、梅雨入りして間もなく期待を裏切ったようなカンカン照りの猛暑日が続いた。天気予報は毎日のようにあてにならず傘マークの夜になっても雨が降らない。従って「今日干せたではないか..」というモヤモヤした日々が毎日続いた。
もっとモヤモヤしたのはお盆過ぎだ。毎日傘マークの「戻り梅雨」ですよ。「何これ?今年は梅を干せる日は本当に来るんでしょうか?」
そんな2017年の8月後半、梅干しの神様にぼくはこう言いました。

「なんでこんな土用干しの時期に雨ばっかりなんすかっ、よりによって近所の風呂屋は解体工事してるしホコリとかとんでくるでしょーが、あんまりだよ!神様ひどいよあんまりだよ!」

すると梅干しの神様は言いました。

「よしよし、そんお前は小田原から23kgもの梅を持ってヤキソバエクスプレスで池袋まで帰ってきた正にイケメンじゃ(爆笑)。明日から3日間快晴の日をやろう。それから風呂屋の解体工事はその間中止するように町会長にかけあってやろう。以上。はっはっはっは.....」

すると翌日から戻り梅雨のジメジメが嘘のような快晴が3日続き奇跡的に梅の土用干しを無事終えることができたのだ。

「梅干しの神様どうもありがとう....」

「はっはっはっは..... 」

おしまい

-追記-
風呂屋の解体工事は殆ど終わっていた模様






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